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>>キャラバンサライ藤江店<<
コーヒー豆販売店のキャラバンサライ(金沢市)が昨年4月に出店した最新店舗である。今回オープンから1年余りを経過した6月中旬に訪問した。

場所は市内最高層建築となる新県庁の近くで、官公庁とともに商業施設と住宅が隣接する金沢駅の西部に位置する。
キャラバンサライは創業25年を数える自家焙煎コーヒー店だが、金沢市内に8店舗を構える地域一番店である。経営者の西岡憲蔵氏は、仕入れコーヒーに頼った喫茶店主時代に、自らの疑問に揺り動かされて自家焙煎を始め、現在に至っている。

創業業態の喫茶店からコーヒー豆販売店に主軸を移しながら、洋菓子の製造販売を行い、コーヒーと相性の良い洋菓子に力を注いでいる。
藤江店の店内に入ると中央にギフトやシーズナル商品をディスプレイしたテーブルがあり、その奥が洋菓子のショーケースである。右手には3段に陳列されたビーンズのガラスキャニスターが整然と並び、コーヒー豆販売店の雰囲気を伝えている。

これらのショーケースは入り口に円形状で造られているが、四角の店舗スペースに円形の柔らかいカウンターラインを設け、上部の間接照明の効果もあって、お客様を優しく迎えることができる。

また微妙なカーブでお客様の動きを追いやすく、店員の横の動線がきちんと確保された結果、サービス面で大きなプラス効果をもたらしたのだ。さらにカーブした壁面の奥には、ギフト資材やカフェ資材などのストックスペースが確保された。

また店舗左側にはくりぬき窓を配した壁面に8席のカウンターを設け、他に3卓をもつカフェスペースになっている。入り口横で道路側のガラス面には、店内外から見やすいようにコーヒー器具や雑貨が陳列されているので、ここがコーヒー豆販売店と直ぐに判る。
そしてキャラバンサライ藤江店の道路向かいには地元のスーパーマルエーの駐車場が広がっている絶妙の店造りである。
コーヒーに多少の関心を持つ方には、SCAJの設立や頻繁に行われるコーヒー産地のオークションなど、スペシャルティコーヒーが話題になる昨今だが、コーヒー豆販売のスペシャルティ企業やショップはまだまだ少数である。西岡社長を訪ねるたびに、コーヒーを生業とする者の責任として消費者と向かい合う姿勢を強く感じる。
いよいよ若い力が備わり始めたキャラバンサライの更なる進化が楽しみだ。


キャラバンサライ

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