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松江の商業地に斬新な建家のCAFFE VITAがある。
深紅の外壁とオークからなるその店舗がバリスタコンテストの常連である門脇裕二氏の城なのだ。深紅の中に切り抜いた焙煎室が絵画のように美しい。
開店は7年前で、兄の洋之氏に遅れること4年。常に先を走り日本のバリスタの頂点に立つ兄にも劣らぬ実績を持つ門脇裕二氏も、やはりバリスタでロースターマンである。
もとより彼も少年時代より父の背中越しに珈琲を見て育った、SALVIA COFFEEをルーツとするコーヒーマンなのだ。
バリスタコンテストの決勝大会の常連となった裕二氏だが、兄の洋之氏と同じくロースター業務にも力を入れ始めたようだ。注文焙煎に応じているのだが、自らのバリスタ経験から、
どんなコーヒーをお店の主力メニューにするのかを良く考え、顧客カフェのオリジナルブレンドを提案している。これはCAFFE VITAのポリシーでもある
「自分たちのコーヒーにお金を払ってくれるお客様のことをよく考え、偽りのないカップ、決してウソをつかない商い」を実践することでもあるのだ。
それがプロとしての矜持と考える潔さが何とも心地良い。
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また彼はアイデアマンで、
店内には創意工夫の跡がここ彼処に見受けられる。オリジナルのシュートタイプのノックボックスがあり、内部をテフロン加工したアレッシーのピッチャーがある。
これは摩擦係数を小さくし、きめ細やかで美しいミルクフォームを得るためのオリジナルである。 ところでカウンターの中央に構えるマルゾッコFB80は
青のパネルのマシーンである。WBCの公認ロゴの付いたバリスタ大会仕様だ。 マシーンの配置はお客様にエスプレッソの抽出を見ていただけるイタリア式だ。
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WBC公認ロゴ付マルゾッコ |
オリジナルノックシュート |
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手前のカウンターには様々なタンパーが並び、
日本のエスプレッソの中心にいる誇りが伝わってくる。それでいてカウンターの並びにはダッチコーヒーの櫓も設置されているのである。
長時間に渡り点滴抽出をするダッチコーヒーと、数十秒で一気に抽出するエスプレッソ。その対比も鮮やかに、
良いものは何にでも真剣に取り組む彼のコーヒーに対する姿勢なのだ。その結果としてお客様に満足していただき、自分も楽しく働く。
帰り際の「ごちそうさま」の一言がその証なのである。
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